いよいよ2004年度シーズンも開幕したね。
オリンピックもある今年はW杯の予選が始まるということもあいまって実に賑やかな感じがする。
おまけにチャンピオンズリーグは大詰めを迎えるし、6月には実はオリンピックより楽しみにしているEURO2004があるじゃないですか!!くえーっ!
こうやって楽しいことが待っているとほんとに元気でいられるってもんだね。
イタリアとイギリスで目撃し体感した、黙々とコートやジャンパーに身を包んで白い息を吐きながらスタジアムに向かって歩いていく姿。
首にはお気に入りのチームのマフラー。
そして浮かれているでもなく黙々とスタンドを登っていく。
そんな彼らを見てはっきりとわかった。
それぞれがこの週末のサッカーを楽しみに一週間働いてきたのだと。
流行やブームで応援に行くのではなく、自分自身が人生の一部としてサッカーをそしてこのチームを応援していくスタイルを当たり前のようにチョイスしたのだと。ちょっとおおげさ?
スタジアムにいるときにしているマフラーは帰りにはしまっていた。特にミラノでの光景はちょっとびっくりだった。
イタリアではユベントスファンの僕もチャンピオンズリーグの試合インテル対レバークーゼンの観戦にはにわかインテリスタとして参加。
当然青と黒のマフラーを購入。前の日から首に巻いていると「スタジアム以外ではあまりしませんよ。」とのジモティのお言葉。
普段からレッズのステッカーやURAWA
BOYSのステッカーをギターに貼って仕事している僕としては買ったものは身につけたくて仕方なかったのに!
インテルの勝利で街は大騒ぎかと思いきや、ほとんどの人は黙々と夜の家路を急いでいる。
大概徒党を組んでしかもグループ観戦の多い日本のサポーターの修学旅行的な騒ぎ方とはそこが圧倒的に違っていた。まるで通勤風景なのだ。
しかしそこから週末のサッカーのゲームがけっして一大イベントではない、すなわち僕らが春休みの計画としてディズニーシーに行くような特別なことではない、ということがわかるのだ。
新橋のサラリーマンの会社の後の居酒屋なのだ。
そのくらい当たり前の文化として定着している。たとえが悪い?ま、いいじゃないか。
スタジアムに行くことがまだまだ一大イベントとなっている日本にサッカーが文化として定着するのはそう簡単ではないだろう。
でも、着実に進むのだ。
それはいま一大イベントとして家族で真っ赤なユニフォームを着て応援に来てくれているレッズサポのような人たちが作ってくれるのである。
おとうさんおかあさんには一大イベントだろう。
でも、彼らの子供たちにはだんだんそれが普通のことになってくる。
そして彼らが大人になり親になったときに、文化としてのサッカーを持っているおとうさんとおかあさんになるのだ。
パルマでもミラノでもロンドンでも各スタジアムに素敵なおじいちゃんおばあちゃんサポがいっぱいいた。
まだまだスタジアムにサッカーを知り尽くしたおじいさんおばあさんを見かけることはできない。そりゃあそうだ。だってまだはじまって10年だものね。
ということはサッカー文化定着計画の初代は俺たちがやらなけりゃならない。
決意が固いと僕が俺にになる。
週末のサッカーを楽しみに、仕事を一生懸命やって、喜怒哀楽をしっかり出して、うれしいとき楽しいときにはギターを弾いて歌って踊るのだ。
俺のそんな姿を見て子供たちは育っていくのだ。いいのかよ??いいのだ。
イタリアでもらってきた子どもたち宛の中田選手のサインを、たいした興味を示していなかった娘が今は手帳にしっかり入れている。
よし、息子にはぜひノブヒサのユニフォームを着せよう。もちろんサイン入りだ。
え? だめ? なんでだよう。
こんなコラム書いてるのにそのくらいの特典許してくれ!!
僕にとってはまだまだ一大イベントなレッズ戦。
修学旅行のような騒ぎ方が好きな僕はイタリア人のようにもくもくと家路に帰ることはできないな。買ったグッズは身につける!試合がなくてもマフラーは巻くのだ!これからは暖かくて巻けない!でも、愛器スタインバーガーにはURAWAのステッカーが燦然と輝くのであった。
ノブヒサ、今度サイン入りユニフォーム内緒で二つ、たのむ。息子と俺用に。
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